移動相を交換する時は、溶媒がしっかり混和していることを確認してください。そうでないと、機器の破損や予期しない動作が発生する可能性があります。互いに混和する中間性溶媒を使用してください。ボトルの移動相がソフトウェアの移動相と一致することが重要です。注意してください。そうでないと、流れが不正確になる可能性があります。
1. 移動相のカバーを開きます。図1を参照してください。
図1 – 例)丸で囲んだ部分が1B移動相のポート
2. 変更する移動相ポジション(例えば、グラジエント1B)を確認します。
3. 目的の移動相が入った瓶に、適切なチャネルから出ている移動相インレットチューブを入れます。図2を参照してください。
図2 – LCの背面、赤枠で囲んだ部分が移動相インレットチューブです。各チューブの正確なポジションは、背面パネルに記載されています。
4. プライムシリンジを組み立てます。図3を参照してください。
図3 – 移動相プライムシリンジ
5. プライムシリンジを空にします。
6. Eksigentソフトウェアを開きます。
7. 「System」→「Mobile Phases」をクリックし、適切なチャネルを選択します。図4を参照してください。
8. 「More」 > 「Prime」をクリックします。図4を参照してください。
図4 – Mobile Phaseウィンドウ:チャネルの選択(矢印)とPrimeボタン(赤丸)
9. 画面に表示される手順に従います。図5を参照してください。
図5 – 移動相のPrimeウィンドウ、ポンプの「サイド」選択を示します(赤丸)。
10. 全ての送液を停止します。
11. プライムシリンジを接続します。図6を参照してください。
12. ポンプの「サイド」を選択します。図6を参照してください。
図6 – 例)ポート1Bに接続されたプライムシリンジ
13. 「Open Purge Valve」ボタンをクリックします。
14. プライムバルブのノブを回し「FILL」ポジションにします。図7を参照してください。「FILL」ポジションは、シリンジを移動相ボトルに接続します。
図7 – RUNポジションにあるプライムバルブのノブ
15. プランジャーを引いてシリンジに充填します。
16. プライムバルブを「PRIME」ポジションに回転します。図7を参照ください。「PRIME」ポジションは、シリンジをポンプに接続します。
17. シリンジの上部に気泡が浮くようにシリンジを垂直にします。次にプランジャーを押して、移動相をシリンジからポンプに押し出します。
18. プライムバルブを「RUN」ポジションへ回転させます。図7を参照してください。「RUN」ポジションは、移動相ボトルをポンプに接続します。
19. 「Close Purge Valve」ボタンをクリックします。
20. ドロップダウンメニューから新しい移動相の組み合わせを選択します。図8を参照してください。ドロップダウンに正しい溶媒が表示されない場合は、「Creating a new solvent」ドキュメントを参照してください。
図8 – ドロップダウンメニューから移動相を選択(矢印)し「Flush Settings」領域(赤丸)にフラッシュ条件を入力
21. プランジャーを少し引いて、シリンジの圧力を下げます。
22. 装置からシリンジを取り外します。
23. 変更する移動相ごとに、これらの手順を繰り返します。
24. 移動相を交換したチャネルのポンプ出口から全てのフィッティングを取り外します。
25. 「Flush Settings」領域で、Total Volume = 200と入力します(図8を参照してください)。
26. 「Flush Flow rate」フィールドで、ナノフローの場合は1000、マイクロフローの場合は10と入力し、「Flush Now」をクリックします。
27. 最良の結果を得るには、システムのフラッシュが完了するのを待ってください。
28. 完了したら「OK」をクリックし、「Mobile Phase」ウィンドウを閉じます。
29. 移動相のカバーを閉じます。
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